おかえりモネ感想-第18週「伝えたい守りたい」9月13日(月)~9月17日(金)放送分

第18週「伝えたい守りたい」
9月13日(月)~9月17日(金)

目次

第86回(9月13日放送)

2019年9月。百音(清原果耶)24歳の誕生日を控えたある日、車いすマラソン選手の鮫島(菅原小春)の代表選考レースが行われていた。「気象条件はそろっています!勝ちます!」と自信を持つ百音たち。みなのサポートを受け、鮫島はゴールする。その数日後、百音は自身が考えた企画を社長にプレゼン。その企画は、全国の気象予報士の力を生かすものだった。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_18.html

あっという間に季節は過ぎて年月が経ち、舞台は2019年の9月…。
もう上京して3年半も経ったのか!
時折みられる、このドラマの唐突な時間経過に、何度遭遇しても慣れない…。

モネもすっかり、気象のプロとして一人前になってる…!
鮫島さんの東京パラリンピック代表選考レースに、様々な気象条件を考慮した上で、「勝ちます」と力強く宣言。
そしてその通りに、鮫島さんは代表に内定。
あまりにも展開が急過ぎて、正直ついていけてない…。


そしてなんと言っても、内田くんの変貌っぷりが凄い!
完全に垢抜けていて、ファッション雑誌からモデルのオファーが舞い込んでくるほど!
「風を感じますね」と言いながらシャッターを切るカメラマンの意味不明さが、ファッション雑誌っぽくて面白い。

ついに内田くんは、他局の女性アナウンサーからも一目置かれる存在に。
しかしずっと内田くんを育て続けてきたすーちゃんは嫉妬の嵐。
でも内田くんは、「すーちゃん一筋」だと説得。
というか、完全に下僕と化している気も…。
すーちゃん、この3年で内田くんを育て過ぎてる!


モネと菅波先生も、声だけでお互いの状況が分かる間柄に…!
ずっと遠距離恋愛で愛を育んでいると、ちょっとした声の違いも、分かるようになるんだろうな…。
口調も3年経つと、さすがにフランクになることも多くなっていて、着実に仲が深めているのが良く分かった。
もし話しっぷりがガラッと変わっていたら違和感が大きくて馴染めなかったと思うので、これくらいの適度なフランクさで良かった。
ホッと胸をなで下ろしてる。

ウェザーエキスパーツ社では、3年前に野坂さんや内田くんが挑戦していた新事業発表会に、ついにモネも参戦!
社長だけでなく、斉田さんをはじめとしたNHKの気象予報士もゲスト出演してる!しかもセリフ付き!
そして、モネがプレゼンを始めた、「気象予報士津々浦々計画」とは…?


そう言えば、内田くんが新しく開発したアプリは、全国のユーザーからリアルタイムで気象情報を送ってもらって、天気予報に反映するもの。
それってまさしく、ウェザーニューズ社のアプリ「ウェザーニュース」じゃないか…!
少し前までは「ウェザーニュースタッチ」というアプリ名だったけど、
改名してかえって分かりにくくなってしまったんだよね…。

ちなみに自分も、気象予報士になる前から、課金して使ってます。
こちらから送信する情報は、春先の桜の開花状況の写真くらいしか送っていないけれど…。
でも一度だけ、自分の写真が番組にも取り上げられたこともあるのです。
ただ、実際に番組は見て無くて、あとで角田奈緒子キャスターからメールが届いたことで知りました。
嬉しかったけど、どうやって取り上げられたのか、見たかった…!

第87回(9月14日放送)

百音が提案した企画は「あなたの町の気象予報士 全国津々浦々計画」。地域の産業や医療などと連携する、密着型の予報士の必要性を力説したのだった。しかし、安西(井上 順)に「採用になったら、地元に帰るのか?」と問われてしまう。その一方、高村(高岡早紀)から莉子(今田美桜)が、ある大事な相談を受ける。数日後、過去にあまり例がないほどの大型台風12号が、日本列島に近づいていた。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_18.html

モネの新事業のプレゼンは、地域と密着に関わる気象予報士を、全国各地に配置することだった。
「地域医療と気象予報士との連携」の項目では、知り合いの医師というキーワードも登場。
菅波先生とも相談しながら、企画を練ったんだろうなー。
思わずニヤニヤしてしまった。

そのプレゼンの場で、社長から「地元に帰るのか」と訊かれるモネ。
なるほど、この企画が、モネが気仙沼に帰るきっかけになるかもしれないのか…。

一方、マリアンナには、仙台の情報番組の、メインの報道キャスターのオファーが飛び込んできた。
でも時間帯も変わるし、オーディションはこれから。
もしかしたら、マリアンナではなくモネがこのポジションに入るのかも…。


永浦家では、モネの母親の亜哉子が、亀島に橋が架かったから民宿を再開しようと提案する。
しかし父親の耕治は、一人では大変だと反対。ここでもまた、耕治の心配性っぷりが遺憾なく発揮されてる。
家族を心配して思いやる気持ちが人一倍強いのは分かるんだけどね…。

その頃、日本には超大型の台風12号が接近していた。
台風情報…またドラマと現実がリンクしてる…!
現実の方はそんなに大きな台風ではなくなりつつあるけれども。

大きな台風や集中豪雨が発生すると、気象会社も特別体勢を組むんだよね…。
その様子も明日やってくれるのかな?

第88回(9月15日放送)

大型台風12号の発生により、百音たちは対応に追われていた。日本列島への上陸3日前に気象庁の記者会見が行われるなど、異例の事態となっていた。百音たちの番組も台風報道に切り替わるが、外はまだ雨も風もない。しかし、数日後には大雨が降ることを予測している百音たち。起きていないことに対して危機感を抱いてもらうためには、どうしたらいいのか。百音は、ある効果的な伝え方を思いつく。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_18.html

台風が日本を直撃することが確実となってきた。
ただ現時点では、まだ雨も風も強くなっていない。
この数日の「リードタイム」の間に、視聴者に台風への備えや避難経路の確認を行ってもらうにはどうしたら良いか、モネたちはその部分で悩んでいた。

菅波先生は、予後があまり良くない患者さんに対して
「『少し先の未来』を具体的に示してあげる」
ことを心掛けていると、モネに伝える。

「医者と気象予報士は同じ」か。なるほどなあ。
だからこそ、菅波先生とモネは、同じ悩みを共有できる間柄なんだよな…。

菅波先生の助言を受けて、モネたちは、実際に雨や風が強くなった状態を、防災施設での体験アトラクションの映像を通じて、「少し先の未来」を視聴者に伝える。
確かにこれなら、風速30m/sの風も、1時間に50mmの降水量の雨も、視覚的に把握できて分かりやすい!
百の言葉よりも一つの映像だと、改めて実感。
日々防災を啓蒙している人たちも、同じように日々工夫しながら伝えようとしているんだろうな…。

あと、マリアンナの声も、3年前とは確実に変わっていて、説得力が増していた。
みんなそれぞれ成長している…!

モネたちが台風の接近の危険性を分かりやすく伝えたことで、汐見湯の近所のおばあさんたちが、汐見湯に避難してきた。
そして宇田川さんも、菜津さん一家の大事な家財道具を、すでに2階に持ち運んでいた。
宇田川さんも、誰かの役に立ちたいんだよな…!


2年前に関東地方を直撃した台風19号は、自分も関東地方に住んでいただけに良く覚えてる。
当時は自分はまだ気象予報士になろうとは思っていなかったけど、3日前から台風の危険性が報道されていたおかげで、こまめに気象情報をチェックして、食料品を買い込んだりペットボトルを利用したライトを準備したりして、台風への対策を取ることができていた。
自宅は3階にあるので、結局避難せず自宅に留まって雨と風をやり過ごすことを決めたものの、雨が屋根に打ち付ける音の強さや、風が外壁に吹き付ける強さが尋常ではなくて、本当に怖かったのを覚えている。
自宅の近所では、浸水や洪水による氾濫によって、甚大な被害が発生。あの台風の爪痕は、実際に大きかった…。


特別警報について|気象庁
https://jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/](https://jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/

「数十年に一度の強さ」の雨・雪・風・波・潮位が予想されるときに発表される警報で、2013年から運用を開始。
既に何らかの災害が発生している可能性が高く、身の安全の確保が必要な状況。
今回の「令和元年東日本台風」も、特別警報が発表される場合の事例として取り上げられています。

本来であれば、特別警報が発表される頃までに、避難が完了している必要があるのです。
「キキクル」の土砂災害や浸水害・洪水害の警戒レベルで表すと最大のレベル5に相当。
それくらい危険な状況を表す警報なのです。

第89回(9月16日放送)

台風12号は、大きな被害をもたらすことなく、雨のピークは収まりかけていた。そこへ長野に住む高齢女性(大方斐紗子)から電話が入る。「うちの裏山の小川が、川になったら危ない。ふもとの番場川が暴れる」との内容だった。同じころ、ウエザーエキスパーツにいた朝岡(西島秀俊)も、長野の河川の異変に気付き始めていた。気象班チーム、朝岡、それぞれどう伝えたらよいか、一刻も早く行動する選択を迫られる。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_18.html

台風12号、ついに上陸したか…。

「起こったことを伝えるのではない、これから起こることを伝えるのが我々の仕事」
高村デスクはモネたちにそう語る。
確かに、前者は報道の範疇。
報道での気象に携わる者にとって一番大切なことは、これからどんな天気になってどんなことが起こる可能性があって、どう行動すれば良いのかを伝えること。
ただあまりにも被害が多いと、その原則をつい忘れそうになってしまうのも分かる。


「橋が架かって、新しい空気が流れてきた気がした」
亜哉子はおじいちゃんに、「おばあちゃんが憧れの人」と語る。
だからおばあちゃんがかつて切り盛りしていたように、また民宿を再開したかったのか!
それを聞いたおじいちゃんも、「俺のハニー」が褒められて、最高に嬉しかっただろうな…!

おじいちゃんのこの「俺のハニー」発言は、Twitterでもトレンド入り!
ほんと、カッコよかった…!


台風のピークが過ぎ去った頃に、一本の電話がJテレに届く。
長野に住む五十嵐さんというおばあちゃんからの電話は、家の裏側にある川が溢れているという内容だった。
番場川の上流で洪水…内田くんが作ったアプリに届いた、言い伝えが生きるとき…!
五十嵐さん、助かって欲しいな…。

「昔から受け継がれてきた伝承には、未来にその土地に住む者への、災害から身を守るためのメッセージが込められているものもある」
確かにそうだよなあ…。その伝承を集約してデータベース化できれば、きっと後世に生きる人たちの役にも立てるはず!

高村デスクは、例によって今回も、確実に起こり得る出来事でない限り、放送で伝えることはできないとモネたちに告げる。
それを聞いた朝岡さんは、ウェザーエキスパーツ社に戻り、我々の方法で注意を呼び掛けると宣言。
朝岡さんは一体何を行うつもりなんだろうか…

第90回(9月17日放送)

台風の影響で、長野の河川が氾濫する恐れがあると判断した朝岡。朝岡が運営するサイトにも、視聴者から次々と情報が送られてくる。そこで、朝岡は百音とともにインターネットを使って、情報を配信し始める。一方、Jテレでも、意外な形で報道がされていた。台風が去り、百音と朝岡が安どしたのもつかの間、今度は、別の不穏な投稿が来る。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_18.html

台風による洪水の危険性を注意喚起するための朝岡さんの秘策は、気象情報をネットでストリーミング配信することだった!
モネは朝岡さんとともに機材をセッティングして、朝岡さんがカメラの前に立って配信を開始する。

そして実際に、番場川の水位が堤防を超えた!

Jテレでも一刻を争う状況!
しかしマリアンナも内田くんも、台風一過後の休息中でラフな格好になっていた。
マリアンナに至ってはメガネ姿に。
2人とも、画面の前に出るには最低でも10分の準備時間が掛かる。
ただ今はその10分すら待てない状況。

この危機的な状況で、ついに高村デスクがカメラの前に立つことを決意した!
この展開、めっちゃ熱い!

現場復帰して洪水の速報を伝える高村デスク。
その振る舞いは、現役時代を彷彿とさせる、毅然としたものだった。
そして高村デスクによる「放送」と朝岡さんによる「配信」とで、話す内容がシンクロしていく!
かつてこの2人が、報道気象の最前線で切磋琢磨していた光景が、目に見えるかのようだ…!


伝え終わった高村デスクは、今もなお奮闘し続ける野坂さんや内田くん、マリアンナたちの姿を優しく見守る。
厳しいけど優しい、高村デスクのような上司がいる組織は、強いだろうな…!
その高村デスクの過去は、何があったかは小出しにされているものの、詳しくはまだ分からない。
来週には判明するんだろうか。

あんなにチャラかった社会記者も、気象に本気で興味を抱くようになっていた。
「気象の重要性が増している、それは自然の脅威が増しているということでもある」
という言葉が重い…。


一方、配信が終わった朝岡さんは、モネに改めて告げる。
「助けることに成果を求めてはいけない」
それは、最初から「あなたのおかげで助かった」と言われたいがために、誰かを助けようとしてはいけないということ。

モネもまた、朝岡さんの言葉をしっかりと理解している。
その上で、それでもモネは見返りを求めず、目の前にいる人の役に立ちたいと思うようになっていた。
同じ「誰かの役に立ちたい」という想いでも、3年前とはまったく違う。
モネの表情も、迷いがなくなった。
いよいよ、モネが気仙沼に帰るときが近づいているのを感じる…。


台風が去ったあとに、亀島に竜巻が発生!
島のみんなは大丈夫だろうか。
そしてこの一件が、モネが気仙沼に帰る直接的な動機になるのかな…。
朝岡さんのアプリとモネの津々浦々計画ともリンクしたし、モネ自身が「津々浦々」のモデルケース第一号になるのだろうか…。


そう言えば、実際の「令和元年東日本台風」でも、長野県の千曲川で氾濫が発生していたのを、ようやく思い出した。
これもまた、事実に基づくエピソードだった。
新幹線の車両基地まで浸水する大規模さは、本当に凄まじかったな…。


もうひとつ、今日9/17はモネ(とサヤカさん)の誕生日だった!おめでとう!
2人とも台風が日本付近を通過する最中に生まれてきて、
2021年の今日もまた、台風が日本に上陸しようとしている。
確かに台風が来やすい時期とは言え、ここでもドラマと現実がシンクロするなんて!

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プロフィール

気象予報士。ほぼ独学で第55回気象予報士試験に合格。新潟県上越市出身。川崎フロンターレのサポーターで、全国各地へのサッカー観戦やご当地グルメの食べ歩き、温泉めぐりが趣味(現在自粛中)。好きな季節は春、好きな雲は積雲。SEから気象に関する仕事への転職に向けて準備中。

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