おかえりモネ感想-第16週「若き者たち」 8月30日(月)~9月3日(金)放送分

第16週「若き者たち」
8月30日(月)~9月3日(金)

目次

第76回(8月30日放送)

父・新次(浅野忠信)がふたたび酒を飲んで暴れたことを知り、亮(永瀬 廉)は、東京で行方をくらませていた。ほどなく百音(清原果耶)と未知(蒔田彩珠)は、亜哉子(鈴木京香)からの電話で、亮が高速バスで気仙沼に戻ることになったと聞き少し安心する。その後、百音は明日美(恒松祐里)と相談、このまま亮を帰らせてしまうのはよくない、と新宿のバスターミナルに亮を迎えに行く。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_16.html

りょーちんはモネと電話で話せたことで、自暴自棄に陥っていた自分を取り戻し、思い直して生き続けることを決意してくれた。良かった…。

でも、もし夜中に、モネが連絡していなかったとしたら…。
いや、他の人からも電話が掛かっているのが分かっていて出ずにいるのに、モネの電話にだけは出たということは、モネから連絡が来ると信じて、ずっと待っていたんだな。
りょーちんが健気過ぎる…。

りょーちんは、気仙沼へは高速バスで帰ると連絡を入れたものの、すーちゃんは彼をそのまま帰らせるのはマズいと判断。モネの話なら聞き入れてくれるはずだと思い、もう1日留まるように説得するよう、モネに頼む。
すーちゃんは、昔からりょーちんの気持ちがモネに向いているのを分かった上で、それでもりょーちんのことが好きだったんだよな…。辛いな…。

喫茶店でりょーちんと会ったモネは、昔のようにオムライスやメロンソーダをりょーちんに薦める。さすが、昔からの一番の幼なじみ、好みはちゃんと覚えてた。
そんなモネに、「好きだけどさ」と返すりょーちん。そこに二重の意味が込められているのが、また切ない。
モネもいくら鈍感だからとは言え、さすがに気付いてはいるだろうな…。

一方、汐見湯には、何も知らない菅波先生が、またしても予定時刻よりかなり早く訪れていた。
しかし、その場にいたみーちゃんは、「姉は幼馴染の男の元へ向かった」と冷たく言い放つ。
姉へ復讐したい気持ちは分かるけれど、嘘を付くのはダメだ。

#俺たちの菅波 勢の我々からすると、この展開は本当にやきもきさせられる…。けど最終的には、モネが菅波先生への想いを強めてくれると信じてる。
モネは早く気持ちを固めて欲しい。このままだと、みんな不幸になってしまう。

今日のすーちゃんの存在感は凄かった!Twitterのトレンドでも、「すーちゃん」が1位!でも確かに納得!

第77回(8月31日放送)

亮が高速バスで気仙沼へ戻ろうとしていたところを、百音は見つける。一方、汐見湯では百音に会いに来た菅波(坂口健太郎)が、明日美から事情を聞いていた。そして、百音は亮を汐見湯へ連れ帰ると、今度は未知が自分のいらだちを周囲にぶつけてしまったいたたまれなさから、足早に出ていこうとしていた。そこへ、なんと三生(前田航基)と悠人(髙田彪我)が現れる。

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まだまだしんどい展開は続く…。

24時間営業の喫茶店にずっといたりょーちんは語る。
「東京って、へんなとこだけど、何かいいな」
…その気持ちは、自分も良く分かる。田舎と違って都会は他人から干渉されないのが、心地良いんだよね…。

少しずつ本音を語り出すりょーちん。
りょーちんは、震災に遭った中学生の頃から、ずっと頑張っていた。でもその一方で、
「周りの期待に応えるって、最初は楽だけど、だんだん苦しくなる」
とも思っていた。
…それはりょーちんだけでなく、みーちゃんも、同じなんだろうな…。

モネはりょーちんの説得に成功して、汐見湯に連れて帰ってきた。
そこになんと、三生と悠人も合流する。「亀中いつめん」、勢揃い!

そうか、すーちゃんが2人に連絡して、東京に来るように言ったのか!
りょーちんが帰るのを、もう1日遅らせて欲しいとモネに頼んだのも、幼馴染たちを全員集合させるためだったんだな…。
一方で、この宮城から来た若い珍客たちを、まとめて受け入れている菜津さんは、ほんと懐が広いな…。

みーちゃんは、姉にした仕打ちに罪悪感を覚えて、モネにちゃんと謝ることができた。
…でも、もしモネがりょーちんを連れてタイミング良く銭湯に帰って来ていなかったら、直接謝るタイミングを逸していたはず。島に戻っても、きっと罪悪感に苛まれていただろうな…。


帰ろうとしていたみーちゃんも留まって、汐見湯のテーブルを囲んで久々のバカ話に花を咲かせる幼馴染たち。幼い頃に、UFOが怖くて三生は泣いていたのか!

そんな三生も、坊さんになる覚悟を決めようとしているんだな…。
少し前までは、住職を継ぐのが嫌で逃げていたのに。
「島に戻るということは、色んなものを背負うじゃん」という言葉が重い…。

ただ、そこですーちゃんが問いかける。
「なんで、地元で頑張っている方が偉いってなるの?」
裏を返せば、すーちゃんも生まれ育った土地を離れたことによる負い目を感じているんだろうな…。
痛いところを突かれたからこそ、つい反発してしまう。
どちらも間違ってはいないのに…。

故郷を離れる者、故郷に留まる者…それぞれの想いが交錯する。
このテーマは、ドラマの最後まで一貫して描かれるのだろう。


菅波先生も、デートがキャンセルになったことをモネが伝えていなかったことに、もっと怒っても良いと思うけど、すーちゃんから事情を聞いて納得。
モネにも、今はそちらの事情を優先して欲しいと、大人の対応を見せる。
でも表情の落胆っぷりを見ると、心中は穏やかではないだろうな…。

気仙沼では、新次を諭して前を向かせようとする耕治と亜哉子の気遣いが優しい。
新次が亡き妻の面影を追い続ける気持ちを、2人は否定しない。その上で、息子のためにも、新しい生活の一歩を踏み出して欲しいと、手料理を振る舞ったり他愛のない話をしたりしながら、新次の気持ちが変わるのを待っている。
新次は、前を向いてくれるだろうか…。

あと、りょーちんがずっと滞在していてモネと会った喫茶店は、アンティークな内装的にも、24時間営業(だった)という点でも、大宮の喫茶店「伯爵邸」っぽいなーと思った。
ほんと、居心地良いんだよね…。そしてオムライスもある。
でもここは、ナポリタンが美味しいのですよ…!
https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11004654/

第78回(9月1日放送)

久しぶりに集まった百音、亮、未知、明日美、悠人、三生の6人は、震災の日から抱えてきた思いを、ぶつかり合いながらも打ち明けていく。一方、資料を届けにウェザーエキスパーツを訪れた菅波は、莉子(今田美桜)や野坂(森田望智)たちから、百音との関係を問われ、しどろもどろに答える。

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ここ最近の展開が重いだけに、OPテーマの爽やかさに救われる…。

汐見湯では、夜通し起きていたりょーちんが寝入ってしまったあとで、島に戻る決意を固めた者と、島を離れて暮らす者とが、それぞれの想いを口にする。

その流れで、みーちゃんが、りょーちんの気持ちを勝手に決めつけないで、と熱く語り出す。
りょーちんは、決していやいや漁師をやっているわけじゃない。
漁師として働いているりょーちんは、生き生きとしていてカッコいい。
ずっと見続けてきたからこそ、そして同じように島で暮らす良さを感じているからこそ、みーちゃんはりょーちんの気持ちが分かるんだな…。

しかし、そのタイミングで、りょーちんが目を覚ます!
みーちゃんの話は、ほぼすべて聞かれていた…!!


一方、予定が無くなってしまった菅波先生は、モネの職場に、鮫島さんの資料を届けにきた。
そこでマリアンナから、芸能記者のような質問責めに遭って、タジタジになってしまう。
やっぱり、場数が違うもんねえ…。内田くんや野坂さんも、話に食いついてきた!
でも菅波先生は、決して否定はしなかった。

菅波先生は、モネが登米にいた頃は「まだ」モネのことを意識していなかったのね。
そりゃ当時から意識していたら、モネへのプレゼントに縄跳びなんて贈っていなかっただろうしねえ。
ということはやっぱり、「手当て」の一件が大きかったんだろうな…。


りょーちんが起きているとは知らないみんなは、彼が起きていれば話せないような、震災の話題を語り続ける。
出身が気仙沼と言っただけで気を遣われたり、家族の間でも震災の話は話せなかったり…。
これもまた、被災者のリアルなエピソードなのだろう。胸が痛い…。

そんな話を、りょーちんはしばらくたぬき寝入りして聞き続けていたけれど、頃合いを見計らって身体を起こす。
でも「今起きた」と敢えてウソをついて、「重い話」を聞いていないフリをしたところに、りょーちんの優しさを感じた。
もっとも、りょーちんの良いところを熱く語っていたみーちゃんは、どこから話を聞かれていたのか、気が気じゃないよね。


職場では、モネの出身の話から、震災の話題へ。
野坂さんも、神戸で被災していたなんて。
防災に関わる仕事をしたいと思った原点も、そこに起因していた。
それを聞いたマリアンナは、何事もなくハッピーに生きてきた自分が、人に何かを伝える資格なんてあるのかと自問する。

そんなマリアンナに、内田くんが穏やかに語りかける。
「生きてきて、何もなかった人なんて、いないでしょ」
「何かしらの痛みはあるでしょ」
確かに、笑顔で暮らしている人も、痛みを見せていないだけなんだと思う。
そして、相手の方がもっと痛い思いをしているかと思うと、なかなか言い出せないのも分かる。

…並行して進んでいた双方の話題が、一気にシンクロしてきた!
そして震災にも絡んだこの流れを、きっちり防災の日に合わせてくるなんて!


「UFOなんてもう来ない、一生ずっとこのまま、でもそれはしょうがない」
と、自分の運命になぞらえて、諦めきったた目で話すりょーちん。
でも三生はそんなりょーちんの手を両手で握り返し、
「UFOは来たよ!みんなで祈れば、叶うんだよ!」
と熱く叫ぶ!

三生は「俺だって、ちゃちゃっと坊さんになるんだよ」と続ける。
震災のあとに、何人もの人が寺に運ばれていく光景を見て、怖いと感じた。
でもその人たちのためになるのなら、坊さんをやりたいと思った。
…ずっと秘めていた思いを、三生はようやく正直に口にすることができた。
それは、今まさに自分の意志でなりたいものを見つけたからこそ、言えたのだと思う。

「みんながバラバラなところにいたって良い、
手なんて繋がなくて良い、
心をひとつになんてしなくたって良い、
俺らはUFOだってなんだって呼べるんだよ!」

まさかUFOのバカ話から、りょーちんの諦観と三生の熱い想いが引き出されるとは…!

三生はひとしきり叫んだあと、「もう、普通に笑おうよ」と優しく提案する。
泣きながら、それでも笑う。
そうやって、自分の意志で前に進むしか、無いんだよな…。

そして最後のシーンの、逆光に照らされながら涙をぬぐうモネの姿が、ただただ美しかった…。


内田くんたちが言った「みんな何かしらの痛みを抱えながら生きている」という言葉は、本当にその通りだと思う。
このドラマが、「過去に負った痛みからの再生」を大きなテーマに据えているからこそ、痛みを抱きながら日々生きている我々全員が、心を動かされるんだよ…。

人生に影響を及ぼすほどの深い心の傷は、決して消えることはない。
でも、傷を抱えたままでも、笑うことはできる。
みんなそうやって生きているんだと思うと、少しだけ心強く思えるな…。
そう思わせてくれるこのドラマが、しみじみと好きだ。

第79回(9月2日放送)

それぞれの思いを話し合った百音たち幼なじみは、築地に繰り出して、つかの間の楽しいときを過ごす。同じころ、気仙沼では、亮の父親としてこのままではいけないと感じる新次の力になろうと、耕治(内野聖陽)と亜哉子が、相談にのっていた。そして、汐見湯に戻った百音は、亮から思いもよらないことを告げられる。

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「『誰にでも痛みはある』という言葉は、医療にも繋がる。
でも身体の痛みも、心の痛みも、本人にしか分からない」
菅波先生は、日々患者と接しているからこそ、そう痛感せざるを得ないんだろうな…。

りょーちんは新次に、間接的ではあるけれど、ようやく連絡することができた。
新次も、りょーちんのために、美波さんの死亡届に判を押す方向に、気持ちが傾いてきたか…。


モネは、みんなと築地の場外で食事や買い物をして帰ってきたあとで、コインランドリーでりょーちんと2人きりになる。
ひとしきり話を終えてロビーに戻ろうとするモネの腕を、りょーちんが掴んで引き止めた!
りょーちんはその腕を引いてモネを引き寄せると、思いつめた顔で言い放つ。

「わかってんでしょ」

…それは、事実上初めて、モネに自分の想いをハッキリと口にして伝えた言葉。
いや、突きつけたと言った方が正しいか。
そしてモネに顔を近づける。

でもモネは、「それは違う」と拒否。

モネはりょーちんの痛みが消えるためなら、なんだってやりたいと思ってる。
でもそれは、同情でも憐憫でも、そして恋愛感情からくるものでもない。
気持ちが昂ぶったりょーちんは「それでも良い」と更に迫る。
「これで救われる?」
そのモネの一言で、ようやく我に返った。
そして、想いが届かなかったことを受け入れざるを得ないことも悟った。

「死ぬほど好きで大事な人が、目の前から消えてしまったら、自分が壊れそうで怖い。
だから、誰も好きにならない」
りょーちんはそう思っていたのに、それでもモネのことを好きになって、想いを伝えてしまった。
改めて、恋愛感情の厄介さを、思い知らされた。
ただこのりょーちんの気持ちは、すごく良く分かる。自分もそうだから。
失ったときのショックが大きければ大きいほど、そう考えてしまうんだよね…。

みーちゃんは、このコインランドリーでの2人のやり取りを、全部聞いていた。
りょーちんが、誰も好きにならないと言ったことも…。

「お姉ちゃんは、正しいけど、冷たいよ」

…モネが菅波先生に言った言葉を、妹に言われることになるとは…。
そしてみーちゃんは、改めて、りょーちんへの想いを抱き続けることを宣言。
心を閉ざしてしまったりょーちんを、振り向かせることはできるだろうか…。


とうとう、2人の関係に決着が付く日が来てしまった。
でも、ホッとしている自分もいる…。
そして、好きでなくても心が奪われそうになるくらい、りょーちんはかっこ良かったな…
菅波先生に「手当て」する前にりょーちんがアタックしていたら…そんな「もしも」のことを、つい考えてしまう。

一方、ずっと自分の気持ちをハッキリと口に出さなかったモネも、ようやくりょーちんには伝えることができた。
「正しいけど冷たい」態度は、自分にも相手にも、誠実に接していることの証だと思う。
菅波先生だけでなく、モネもまた、誠実であり続ける。
そんな2人だからこそ、互いに惹かれ合うのかもしれないな…。
ただ、モネは未だに一度も、菅波先生への想いを口にしていない。
さあ、モネ、どうする…?

第80回(9月3日放送)

未知や亮たちは気仙沼へ帰っていった。同じころ、サヤカ(夏木マリ)や龍己(藤 竜也)は、自分たちより下の世代のためにも、まずは自分たちが楽しく、格好よく生きなければ、と電話で語り合っていた。そして、前日、百音と結局会えずじまいだった菅波が改めて汐見湯にやってくる。菅波から、東京を離れ、登米の地域医療に専念するつもりだと聞かされた百音は激しく動揺して…。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_16.html

新次はりょーちんと話し合って、今後のことを決める決意をした。
あとは、りょーちん次第、か…。

ようやく幼馴染たちが宮城に帰り、モネも職場に復帰。
モネと菅波先生のことを知って、ここぞとばかりに突っ込むマリアンナとニヤニヤする内田くんが、いい味出してるわー。
内田くんのドヤ顔が、めっちゃラクダっぽい!


いよいよ、コインランドリーで、モネと菅波先生とが2人で会うときが来た。
「あなたに、会いに来たんですけど…」
洗濯物を持たずに来て言ったこの言葉だけで、早くも心を掴まれそうになってくる。

菅波先生は、しばらく言葉を選んだあとで、モネにハッキリ言い切った。

「登米に行ってあなたに会って、自分は少しは変われたと思っています。
あなたのことをすべて理解することはできないけれど、
今なら少しは受け止められる、いや、受け止めたい」

それは事実上、モネへの告白でもある。
決して押し付けがましくなく、それでいて今の自分の気持ちを正直に表現した、実に菅波先生らしい想いの伝え方だと思う。

それだけ言って去ろうとする菅波先生を、モネは引き止める。
さあ、今度はモネが、自分の言葉で、自分の気持ちを伝える番だ!


ところが、そこで菅波先生から、もう一つの重大な決断を告げられる。
「大学病院を辞めて、登米の診療所に専念する」

それを聞いたモネは、思わず菅波先生の手に自分の手を重ねる!
言葉よりも先に身体が動いたことで、自分自身に動揺するモネ。
そこに菅波先生が、モネに声を掛ける。

「どうしたの?」

それは今までのような丁寧語の「どうしたんですか?」じゃない。
「どうしたの?」という言葉ひとつで、心理的距離を一気に縮めてきた!
なんという破壊力!
その破壊力は、モネの心の扉をも開かせた!

昨日りょーちんがモネの心を惹くためにとった行動を、
今日はモネが菅波先生のために取っている。
モネはそれを素直に認めて話した上で、ついに菅波先生に初めて本心を伝える。

「私は、先生が目の前からいなくなっちゃうの、嫌だって思ってるんです」

言った、ついにモネが自分の気持ちを、自分の言葉で菅波先生に言った…!

我にかえって触れていた手を離そうとするモネ。
その刹那、菅波先生がモネを抱きしめた!!
決して力任せに強く抱きしめたわけじゃない。
あたかも壊れそうな宝物を扱うかのように、優しく、優しく抱きしめた…!

登米では、まだモネに手を掛けることができなかった。
でも東京では、モネを抱きしめることができた!
そこにモネへの想いの変化と、菅波先生自身の心境の変化や覚悟が現れている。
あのとき手を掛けられなかったからこそ、今日抱きしめたシーンが、より鮮明に心に刻み込まれる…!!


菅波先生は、登米でモネの震災での話を聞いたときも、今日のコインランドリーでも、決してモネに安易に同情したり、モネの気持ちが分かったと軽々しく口にしたりはしなかった。
それは傲慢であり、欺瞞でしかない。

「あなたの痛みは分からない、でも、分かりたいと思っている」
菅波先生はずっと、このスタンスを貫き通してる。だからこそ、傷つき苦しむ者に寄り添うことができる。
医療従事者としても、モネの恋人としても。

「正しいけど冷たい」、そんな誠実な者同士の誠実な恋愛だからこそ、
我々は心から祝福し、応援できるのだと思う。
本当におめでとう…!!

先週末からずっとキツい展開が続いていただけに、今日はまるで厚い雲から光が差し込んできたかのような流れで、ようやく救われたように思えた。
これまでの話は、すべて今日のためにあったんだ…!
このカタルシスは、まさに朝ドラだからこそ!ずっと見てきて良かった…。


Twitterのトレンドでも、 #おかえりモネ が1位、そして #俺たちの菅波 が2位に入るなんて!
さらに #俺たちの菅モネ のハッシュタグまでトレンド入りしてる!
菅波先生が放った「どうしたの?」の一言は、あまりにも破壊力が強すぎるために、「どうしたの砲」と名付けられる!
まさにお祭り状態!
今日は祭じゃ、祭じゃあああああああ!!

いっそ赤飯を炊いてしまおうか!
…というくらいのテンションだったものの、さすがに赤飯を炊くのは面倒だったので、
夕飯にファミマで赤飯のおにぎりを買って、ひそやかに祝福してました。


最後に気象予報士らしいことも言っておくと、Jテレでモネがチェックしていた「南岸低気圧」は、冬に関東地方に荒天をもたらす低気圧。
進路が少しずれただけで雪か雨かが変わるので予想が難しく、予報士泣かせと言われるほど。

ちなみに、モネが見ていた気象庁のサイトも、実在するページだったりします。
自分も気象予報士試験の勉強をしていたときに、このページにも目を通してました。

予報が難しい現象について (太平洋側の大雪)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yohokaisetu/ooyuki.html

季節は冬へ。この南岸低気圧が来週以降に影響するのだろうか…。

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プロフィール

気象予報士。ほぼ独学で第55回気象予報士試験に合格。新潟県上越市出身。川崎フロンターレのサポーターで、全国各地へのサッカー観戦やご当地グルメの食べ歩き、温泉めぐりが趣味(現在自粛中)。好きな季節は春、好きな雲は積雲。SEから気象に関する仕事への転職に向けて準備中。

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