第13週「風を切って進め」
8月9日(月)~8月13日(金)放送分
第61回(8月9日放送)
車いすマラソン選手の鮫島(菅原小春)をサポートすることとなった、百音(清原果耶)・朝岡(西島秀俊)・莉子(今井美桜)・内田(清水尋也)。来月行われる、車いすマラソンの強化選手選考会までに、鮫島の弱点である「暑さに弱い体質」を克服しなければならない。そのために、まずは「暑熱対策」と「体質改善」に取り組むこととなった。そこで、助っ人に現れたのは…
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html
台風で大荒れの天気でL字画面の中、第13週目スタート!
先週の最後に明かされた、菅波先生の重い過去…ただその患者は、今も元気であることが判明。
てっきり医療事故を起こしたのかと思った…けど、それなら今頃医師を続けられていなかったか。
鮫島さんをサポートする医師は、結局中村先生経由での派遣で、菅波先生が担当することに決定。ほんと、どんな弱みを握られてるんだ…。
パラアスリートを支援する人は、みんなボランティア。でもその中で鮫島さんは、プロのバラアスリートとして活動している。資金集めも活動の一環。
競技以外の活動の過程で、鮫島さんは精神的にも強くならざるを得なかったんだな…。あの強烈な性格も、置かれている環境が影響しているのかと思うと切ない。
「この人の言う事なら信じられる」
その信頼を築き上げるのも、気象予報士としての仕事か…。
モネは、鮫島さんとの信頼関係を、築き上げることはできるだろうか。
あと、モネがトレーニング直後の鮫島さんの背中をさすって「手当て」している様子を見守る、菅波先生の眼差しが優しかったな…。何気ないワンシーンだけど、すごくグッときた。
鮫島さんのトレーニングが終わる頃には、外はどしゃ降りの雨。しかし菅波先生は傘を持ってきていなかった。
そんな菅波先生に、モネは「天気予報見なかったんですか?」と軽く責めつつ、自分の傘を差し出し、ついに2人は相合傘で一緒に帰ることに!
菅波先生は自分自身に「小学生か!」と突っ込んでいたけれど、それは我々視聴者のセリフだ!たまらん!!
相合傘で帰る場面で、ちゃんと菅波先生の左腕が濡れてるのも細かくて良い!
女性の折りたたみ傘は、一人用でも小さいからねえ。
モネが濡れないように配慮している菅波先生に、思わずニヤニヤしてしまう…!
今日こそ、朝ドラ受けで華丸大吉の2人が何と言うかを聞きたかった!2人の仲を盛大に突っ込んで欲しかったな…!
#俺たちの菅波 のハッシュタグの存在、今知った…。
何なんだこのタグ…と思ったものの、すでに広く浸透していて、今日は公式アカウントまで使い出していたなんて!
でもこのハッシュタグを付けたくなる気持ちも分かる…!
第62回(8月10日放送)
菅波(坂口健太郎)が医学的な観点からいろいろと調べた結果、鮫島が暑さに弱い原因は、競技中に“深部体温”が上がってしまうことではないか?と考えた。そこで菅波は、競技中に細かく砕いた氷を飲みながら走ってみてはどうかと提案する。すると、鮫島のタイムが順調に伸びていく。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html
小学生のような相合傘のあとも、何事もなく帰宅。…やっぱり小学生か!
喫茶店に寄るとかご飯食べに行くとか、色々とやりようがあっただろうに!
すーちゃんも、おせっかいおばちゃん状態!登米の森林組合の人たちと言動が同じだ…。
鮫島さんが暑さを苦手としていたのは、「深部体温が上昇しやすい体質」だったからであることが判明。医師がサポートに入ったことの効果が早速現れた!
銭湯のロビーで一緒にアイスを食べるモネと菅波先生。
でも菅波先生は、アイスの冷たさに頭がキーンと痛くなってしまう。
これは医学的にも「アイスクリーム頭痛」と呼ばれているのだとか。
…しかしこのアイスクリーム頭痛から、鮫島さんの深部体温を下げるヒントを得るなんて!
モネの誕生日は、銭湯の広間でみんなでお祝い!
内田くんも野坂さんも、鮫島さんもいる!
野坂さん久しぶり!一人だけ交通気象班で出番が少ないから、出番があると嬉しい…。
そして内田くんの中の人の「本職」が暴かれた!
モデルだと知ったときは、自分もビックリしたな…!
あと、宇田川さんも筆で「誕生日おめでとう」と書いて、姿は見えないけど参加してる。ほんと、何なんだ宇田川さん…。
一方、菅波先生は登米にいて、モネの誕生会には参加できなかった。
でも逢えない時間も、お互いがお互いを想い始めてる…!
鮫島さんのトラックの練習をしていた競技場は、平塚のレモンガススタジアムだったのかー!
何度も行っているのに、気が付かなかった。どこにでもありそうな陸上競技場だったからなあ。
モネの母親の亜哉子が走ってモネに牡蠣を届けた場面、モネに牡蠣を渡したあとで座り込んだのはアドリブだったのか!さすがだわ…。
仙台と気仙沼と登米で、宮城ことばも違うとは…仙台に数年住んでいただけでは分からなかった。
第63回(8月11日放送)
順調だった鮫島だが、スランプに陥る。思うようにタイムが伸びなくなってしまった鮫島は、百音に弱音を吐くのだった。百音は、鮫島のこれまでのレースを今一度検証し直す。すると、「強い風が吹くと強い」という事が分かった。選考会3日前、朝岡と百音たちは新たなプランを立て始める。「強い風」と「鮫島の負けず嫌いな性格」を生かした「プランB」とは…
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html
モネは業務時間外の昼過ぎにも働いて、夜になっても資料を調べて…一体いつ寝ているんだろうか…。
タイムが伸び悩んでいる鮫島さんを見て、モネは自分なりに考えてアドバイスするも、鮫島さんは苛立ち声を荒げてしまう。ただでさえ気持ちがピリピリしているところに、素人同然のモネからあれやこれやと指図されたら、そりゃ気に食わないのも分かる。
けどそれだけじゃなく、「良いときの感覚が掴めていない」というモネの指摘に心当たりがあって、痛いところを的確に突かれてしまったから、というのも大きいのでは。
その直後、落ち込むモネにして、菅波先生は「鮫島さんが永浦さんの情に流されず、自分をしっかり持っている方で良かったですね」と、辛辣な言葉を浴びせかける。
菅波先生もまた、かつて自分もモネと同じ状況になって、菅波先生に愛着や恩義を抱いた方を、最悪な目に合わせてしまったという負い目から発せられているんだろうな…。
鮫島さんを通して、菅波先生の過去も、少しずつ明らかになっていくわけか…。
菅波先生はその後登米に戻り、容態の思わしくないおばあちゃんへの診療に集中することに。
菅波先生は、あんなに嫌がっていた訪問診療を、親身になってきちんとやっているということは、訪問診療自体が嫌なのではなく、訪問診療によって患者さんへの情が入りやすくなるのが嫌なんだろうな…。
菅波先生の素の部分の優しさと、医療者としての矜持とがせめぎ合っていて、そこがすごく人間くさい。
一方でモネは、鮫島さんと衝突しても、自分の意見は変えなかった。
そして朝岡さんもそんなモネに同調。
「地球が動いている限り、天気は変わり続ける」
…朝岡さんはそう語ると、鮫島さんへのもう一つの作戦-「プランB」も検討し始める。
確かに常に刻々と変化するところが、天気予報の大変なところでもあり、面白いところでもある。だからこそ、臨機応変に対応できる力を身に着けないといけないわけか。
気象の仕事の醍醐味を、自分も朝岡さんから教わっているような気分だ…!
ちなみに、このところの暑さで、かなりぐったりしております…。
発熱はないものの、自分も鮫島さん並に深部体温が上がりやすい体質なんでしょうね。
しかし一方で、菅波先生と同様にアイスクリーム頭痛を起こすのでかき氷も苦手だったりします。
皆さまも、どうかご自愛ください……。
夜には体調は回復したものの、今日の放送分は録画しておらず、夜モネも見逃してしまった…。
ということで、NHKプラスに登録して、PCから見ることに。
てっきり追加料金が掛かるのかと思っていたけど、ちゃんと受信料を払っていれば、追加料金は掛からないのね。今更ながら初めて知りました。
あと、1週間前までなら何度でも見直せるのも便利!
第64回(8月12日放送)
選考会3日前、鮫島に新たに計画した「プランB」を伝えた百音たち。選考会当日、トラックに強い風が吹くと予測した百音たちは「大会当日、競技場で強い風が吹いたら、勝負に出てみてはどうか」と伝える。向かい風“逆風”に向かうのが鮫島スタイルだと気づいた百音は、最後は自分の感覚で勝負してほしいと考えたのだった。選考会当日、結果はいかに…
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html
新たに考案した「プランB」は、スタジアムに吹く風の風向と風速が変わって、向かい風を受けるようになった時点で勝負を仕掛けるという作戦だった。
ここで個人的に気になったのが、スタジアムの向き。
日本のほとんどのスタジアムは、メインスタンドとメインストレートが西日を浴びにくい西側に設置され、バックスタンドとバックストレートはその反対側の東側に作られるのが一般的。しかし鮫島さんの選考会が行われる陸上競技場は、バックストレートは南側に位置している。
天気図を元にした風向から、陸上競技場の向きを決めたのだろうけど、サッカー観戦で全国のスタジアムを訪れている自分からすると、やはり違和感を覚えざるを得ない。
そして本番の競技場も、平塚のレモンガススタジアム平塚だった!遠くのスタンドに、湘南ベルマーレのチームカラーの黄緑と青のペイントが見える!
ちなみに実際の平塚のスタジアムは、バックストレートはやっぱり東側だったりします。影の向きとか大丈夫なんだろうか…?
そして鮫島さん一人のタイムトライアルがスタート。前半は淡々とラップタイムを刻む鮫島さんに、モネが何度も「がんばえー!」と棒読み気味で叫んでいたのがシュールだった…。遊園地のヒーローショーじゃないんだから。しかもモネの声しか響いておらず、ものすごく浮いてしまってる。ここはもう少しなんとかならなかったんだろうか…。
タイムトライアルの後半で、スポーツ気象チームの読み通り、途中で風向きが変わって風の強さも大きくなった!吹き流しのなびき方を見ると、トラック上では2m/s程度の南風が、5m/s前後の西風に変わったのではないかと推測。
この風は、歩いていても苦にはならない程度だけど、車いすや自転車だと向かい風の場合は確実に影響を受ける強さ。
モネはすかさず「風が吹きます」と筆で書かれたボードを掲げ、「プランB」への変更を鮫島さんに伝える。いざ勝負!
…ところで、この筆文字も、宇田川さんが書いたのかな…?
第65回(8月13日放送)
無事にパラリンピック強化指定選手に選ばれた鮫島。鮫島は、「レース前からプランBで行くと決めていた。みんなのことを信じた」と百音たちに告げる。「チームサメジマ」の面々もほっと胸をなでおろす。ある日、コインランドリーで話す菅波と百音。そこで、菅波が抱えていた辛い過去に触れることとなる。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_13.html
鮫島さんはプランBに切り替えると、風を切って一気にスパートし、標準記録を切るタイムでゴールイン!
無事、パラリンピックの強化指定選手に選ばれた…!
ウェザーエキスパーツ社で見守っていたメンバーも、その後ろで別の業務についていた職員のみなさんも、みんな拍手喝采!そう言えば、選考会当日だけでなく打ち合わせの段階から、後ろの方々もちょくちょくスポーツ気象班のことを気にしているそぶりを見せていたっけ。部署の垣根を超えた風通しの良さは、まさに監修を担当したウェザーニューズ社に似てる。
鮫島さんのプロジェクトが一段落ついたところで、モネはコインランドリーで、ついに菅波先生の過去の出来事を聞いてしまう。
菅波先生が研修後に初めて担当した患者は、肺の病気に罹ったホルン奏者だった。
菅波先生は患者に入れ込みすぎるあまり、治療法を見誤ってしまい病気の進行が予想以上に進んでしまい、結果的にその患者さんは今も生存はしているものの、プロのホルン奏者としての道は断たれることになってしまった。
患者も家族も、菅波先生に信頼を寄せていただけに、その信頼を裏切る形になってしまったのは、菅波先生にとって計り知れないほどショックだっただろうな…。
菅波先生は、その心の傷が癒えないまま、登米の診療所との往復生活が始まったわけか…。
「誰かからの役に立ったという言葉は『麻薬』だ」
…菅波先生の事情が明らかになった今、モネに言い放ったこの言葉を改めて振り返ると、彼がずっと抱き続けていた苦悩がまざまざと実感できて、胸が切なくなってくる。
そして、切ない気持ちを抱いたのは、モネも同じだった。
すべて言い終わった菅波先生の背中を、何も言わずにさすり始める。
最初は片手で、そして両手で…。
鮫島さんに行った「手当て」が、まさか菅波先生との絆を深める役割をも果たすことになるなんて!
そしてこれが、モネと菅波先生との初接触に繋がるなんて…!
モネの過去を聞いたときに手を掛けられなかった菅波先生との対比も、また感慨深い。
モネと菅波先生の仲は、来週には小学生のような関係から、中学生のような関係へと進展するのだろうか…。
ずっとたどたどしい間柄のままでいて欲しい気持ちと、少しは進展して欲しい気持ちとの間で揺れ動いてる。