おかえりモネ感想-第2週「いのちを守る仕事です」5月24日(月)~5月28日(金)放送分

第2週「いのちを守る仕事です」
5月24日(月)~5月28日(金)放送分

目次

第6回(5月24日放送)

百音(清原果耶)は、努力のかいあって森林組合の正式採用試験に無事合格する。同僚たちからも祝福されて喜ぶ百音。そんな中、亀島から百音の父・耕治(内野聖陽)が突然登米へやってくる。耕治は、百音を心配するあまり、実家に連れ戻そうとやってきたのだった。そのころ、気仙沼では百音の妹・未知(蒔田彩珠)が、百音の幼なじみで漁師になった亮(永瀬 廉)と久しぶりに会っていた。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_02.html

オープニングテーマのなないろ、今日はいつもと違うアレンジで新鮮!毎週月曜日だけ、なないろの尺が少し長くなるのかな?

モネの妹のみーちゃんは、モネの幼馴染のりょーちんの笑顔にドキドキ。初々しい反応がかわいいー。そしてりょーちんも爽やかな好青年!Twitterの「#おかえりモネ」のハッシュタグを見てもみんなつぶやきまくっていて、トレンド入りまで果たしてる!そうか、永瀬廉は現役のジャニーズのアイドルユニットのメンバーなのか…!納得。

モネは中学校の頃は吹奏楽部でサックスを吹いていたけれど、高校ではぱったりとやめてしまっていたとは。
ただ、モネが自分の好きなことにも蓋をしてしまっていたのは、もっと深い理由があるはず。その理由が容易に察せられるだけに、本人の口から聞くのが今から辛い…。

第7回(5月25日放送)

耕治が登米へやってきた翌日、林間学校の小学生たちが森林組合を訪れる。サヤカ(夏木マリ)の計らいで、耕治は百音が働く様子を見学することに。百音は、元気な小学生たちの勢いにやや圧倒されつつも、林業や木材について小学生たちに解説する。娘がいきいきと働く様子を目の当たりにした耕治は、百音が故郷の島を出たいと言い出した日のことを思い出すのだった。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_02.html

モネの父親の耕治は、何かにつけモネのことを心配していて、てっきり子離れができてないのかと思っていたけれど、消極的な理由で島を出たいと言ったモネのことが心配だったんだな…。
耕治がモネに手作りの笛を渡したのも、自分が好きだった音楽を思い出して欲しいというメッセージを籠めていたんだろう。

けど耕治は、島を出る前と登米で働いているときのモネの表情の違いを、自分の目で実際に確かめたことで、ようやく安心することができた。
それに対してモネも、父親が自分の将来を案じている想いを受け止めて、ようやく前向きな答えを最後の最後で父親に伝えることができた。その演技にグッときた。

自分はモネよりも父親に近い年齢だけど、境遇はモネに近いから、どちらにも感情移入できて胸が熱くなってしまった。まだ7話なのに!でもこの手の話にほんと弱いんだよ…。

第8回(5月26日放送)

耕治は、昔なじみの田中(塚本晋也)と登米でばったり再会する。お互いの若いころの思い出や近況を語らう2人。一方、百音は林間学校の小学生たちとともに、山歩きと植林体験をしに山へ来ていた。天気もよく順調に山を歩く百音たちだったが、次第に空模様が怪しくなる。そんな中、一行の中でも特に元気のいい小学生・圭輔(阿久津慶人)が、飛ばした木とんぼを追って、ハイキングコースを外れてしまう。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_02.html

耕治は若い頃はジャズのトランペット吹きだったのか!めっちゃカッコいい!
…ただどこかでその道を断って、銀行員になったのか…。その理由も、今後明らかになるんだろうな。

モネが先導している林間学校の小学生たちは、ほんと元気いっぱい。ただけいすけくんはなんかやらかしそう…と思った矢先に、早速竹とんぼを追ってはぐれてしまう。そして天気急変。ほんと、山の天気はすぐに変わるよねえ。

山でのこの一件が、モネが気象予報士を志望する直接の動機になるのかな。そろそろ仕込みが終わって、物語が進み出しそうだ…!

第9回(5月27日放送)

山の中で激しい雷雨に見舞われた百音と圭輔。百音は翔洋(浜野謙太)に電話で状況を伝えるが、翔洋や川久保(でんでん)たちも、雨の激しさのせいで2人を助けに来られない。雷に当たらないよう姿勢を低くして助けを待つ2人だったが、雨は一向にやまず、圭輔はみるみる体力を消耗していく。必死に考えを巡らせた百音は、とっさにある人物に電話をかけ、助言を求める。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_02.html

冒頭から危機的状況!モネはこのピンチに、気象予報士の朝岡さんにスマホで電話。山の中でもスマホの電波が届く位置で、本当に良かった…。電波が届かなかったら、2人とも助かっていなかったかも…。

朝岡さんのアドバイスは的確。雷が鳴っている山の中では、木のそばからなるべく離れて、少しでも頭を低く下げて!

雨と雷が少し落ち着くタイミングを見計らって、2人はようやく小屋に入るも、けいすけくんはぐったりしていて危険な状況に。ここでモネは菅波先生にも連絡。低体温症か!

ちなみに、今日の朝ドラ受けのあさイチ、特集は内水氾濫!
内水氾濫は、川の堤防から守られているはずの市街地でも、大量の雨が降ることによって川への排水が追いつかなくなって浸水が発生してしまう現象。外水氾濫は洪水害ですが、内水氾濫は洪水害ではなく浸水害です。ここ、気象予報士試験にも出てきますよー!

内水氾濫による浸水害が発生したときの避難において、「長靴を履かない」「車で避難しない」という対策は、自分も参考になりました。

第10回(5月28日放送)

百音と圭輔は、雷雨の中なんとか山の中の避難小屋にたどり着き、一安心する。しかし、そこへよねま診療所の医師・菅波(坂口健太郎)から百音へ思わぬ内容の連絡が入る。圭輔が低体温症になっている可能性がある、というのだった。圭輔が眠ってしまうと危険だと伝えられた百音だったが、疲れもあって圭輔はウトウトしてしまう。なんとか圭輔を起こそうと、百音が取った行動は……。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_02.html

低体温症に陥って眠ってしまいそうになるけいすけくんを助けるために、モネは耕治が作った笛を吹いて起こす!なんとか目を覚ましてくれて良かった。それにしても、まさかこんな状況であの笛が役に立つなんて…!

戻ってきたモネに、菅波先生は「モネは何もしなかった」と正論かつ辛辣な言葉を浴びせる。確かにその通りではあるんだけど、モネは専門家と連絡を取って指示に従って適切な行動を取ったんだから、十分何かしたと言えると思う。

「『あなたのおかげで助かった』という言葉は、麻薬だ」
…菅波先生のこの言葉の真意は、今後モネが気象予報士になったあとに判明するんだろう。確かに他者からの承認だけをやりがいにしてしまうと、どこかで立ち行かなくなるし、「やりがい詐取」も起こりかねない。
モネは果たしてどうだろうか…。

それにしても、菅波先生のモネに対して発する言葉が強すぎると感じるのは、菅波先生自身も色々と身の振り方に悩んでいるからこそ、なんだろうな…。

天気急変の理由は、局地的な前線によるものと判明。天気図に現れないような風と風の収束があったんだろうな…。だから局地的な天気予報は難しい。山のように空気の強制上昇が発生するような場所ならなおさらのこと。

「少しでも確からしい情報があれば、人は動ける」
…確かに天気の予測は困難ではあるけれど、まったく予測不能なわけじゃない。
「これまで」の現象を精査して、「これから」の状況を予測する。
そして他の人に適切な行動を取ってもらうことができる。だから天気予報は決して無駄じゃない。
自分もこの朝岡さんの言葉に、勇気づけられた。

2週目の最後で、モネはようやく気象予報士を志してくれた!いよいよ物語が本格的に動き出す!

そしてあさイチに夏木マリ!ホッとする~!
能もみっちり練習してドラマに臨んだとは!役者とは言え、役作りのための準備の綿密さにビックリ。
本当に素晴らしい…。

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プロフィール

気象予報士。ほぼ独学で第55回気象予報士試験に合格。新潟県上越市出身。川崎フロンターレのサポーターで、全国各地へのサッカー観戦やご当地グルメの食べ歩き、温泉めぐりが趣味(現在自粛中)。好きな季節は春、好きな雲は積雲。SEから気象に関する仕事への転職に向けて準備中。

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