おかえりモネ感想-第6週「大人たちの青春」6月21日(月)~6月25日(金)放送分

第6週「大人たちの青春」
6月21日(月)~6月25日(金)放送分

目次

第26回(6月21日放送)

肺がんを患う田中(塚本晋也)が、よねま診療所に通い始める。田中は耕治(内野聖陽)と旧知の仲だが、百音(清原果耶)には、知らせないでいた。ある日、百音はベテラン作業員・熊谷(山本亨)が雨でも作業を中断しなかったことに意見して、中途半端な知識で口を出すなと一蹴される。そして熊谷や作業員の面々がたくさんの国家資格を有していることを知った百音は、気象予報士の資格について菅波(坂口健太郎)に相談する。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_06.html

モネの気象の勉強、大分進んできたんだな…!

「資格が必要なのは、他人の生命や財産に直接関わる仕事」
…気象予報士も、だから国家資格なんだよな…。菅波先生のこの一言で、自分も思わず背筋を伸ばしてしまった。菅波先生も医師国家試験に合格した医師だけに、なおさら言葉が重い。

いよいよモネが気象予報士試験を受けると宣言!
菅波先生の言う通り、試験日から逆算した学習スケジュールを立てるのが大事!もっとも、気象予報士試験だけでなくほとんどの試験に共通して当てはまることではあるのだけど。

自分が気象予報士試験を受けたときも、1回目の試験では学科一般と学科専門の合格を優先して勉強しました。
学科試験はどちらも合格すると1年間(2回分)は免除になるから、2回目の試験では難関の実技だけに専念できるようになる。これが本当に大きかった…!

実際は、無謀にも気象予報士試験の1発合格を狙っていたんだけど、試験2週間前にこれは無理だと悟って上記のように方針転換。それが正解だった。
とは言え、2回目で実技も合格するのもなかなか大変。普通はそんなにトントン拍子には行きません。果たしてモネはどうなるだろうか…。

第27回(6月22日放送)

百音は、サヤカ(夏木マリ)に気象予報士試験に挑戦することを打ち明ける。田中が両親と昔からの知り合いだったことを知り、驚く百音。田中によると、百音の両親が出会った当初、亜哉子(鈴木京香)の方が耕治に夢中で、耕治の方はそっけなかったという。そこから亜哉子が大逆転を果たしたというのだが……。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_06.html

気象予報士試験の合格率が低いことを知っていたサヤカさん。
ちなみに、前回の第55回試験の合格率は5.6%でした…。

季節はあっという間に秋から冬に移行。早いな…。

ジャズ喫茶のマスター田中さんが、森林組合の職場に登場!そう言えば田中さん、カメラマンもやっていたんだった。モネのことを色々と探りに来たのかな…?

田中さんはジャズ喫茶で、モネに父親と母親の馴れ初め話を語り始める。聞きたいような、聞きたくないような…そんなモネの神妙な表情が面白い。確かに、次にどんな顔して両親に会ったらよいのか分からなくなるよねえ。

そして始まる回想シーン。ジャズトランペッターの耕治はモテモテだったけど、当時は「島に忘れられない人がいる」という理由で、言い寄ってくる女性との交際を避けていた。それは亜哉子に対しても同様。果たして今後この2人がどう接近して結ばれるのだろうか…。

今日は2人の馴れ初め話は中途半端なところで終わり。ここまで聞いて、この話を電話でみーちゃんにも伝えて、2人でわちゃわちゃしながら悶えている光景がすごく良い…!確かに、耕治=コージーはちょっと安直だとは思ったけれど。

それにしても、耕治の腕の筋肉が無駄に凄いな…。トランペット吹きってそこまで筋肉必要だっけ?そりゃモテるわけだわ。

最後に、菅波先生の言う通り、気象業務法を含めた法規分野は、試験直前でもなんとかなる分野だから、ギリギリまで頑張って!
…それにしても、モネと菅波先生のやり取りを生暖かく見守る周りの大人たちったら…。でも、視聴者の気持ちを具現化している存在でもあるわけか。

第28回(6月23日放送)

いよいよ最初の気象予報士試験の日がやってくる。サヤカや菅波の励ましを受けて試験へ向かう百音。しかし、合否が分かるまで、しばらくは気をもむ日々が続く。そんな中、田中からの木製テーブルの注文が突然キャンセルに。心配した百音が自宅を訪ねると、そこには病状が悪化した田中の姿が。百音は菅波に何とかできないか相談するが、菅波はいつになくかたくなな態度をとる…。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_06.html

冬に入ったと思ったら、もう正月が明けていた。モネは、正月明けで登米に戻ってきた。
菅波先生が出した気象業務法の問題、自分も片方できなかった…。観測機器が気象庁の検定を通さなくても良い場合は、教育目的だけでなく研究目的の場合もだよね。学科試験受験から1年弱、やっぱり細かい部分は忘れかけてるな…いけないいけない。

そしていよいよ初めての試験当日!菅波先生もソワソワした様子。やっぱりモネの様子が気になるんだな…。
そして試験後の自己採点と解き直しも、ちゃんとやっていて偉い…!自分は試験が終わってから合格発表までの1ヶ月半は、解いた問題も見たくなかったからなあ。でも試験直後のまだ記憶が残っている状態での自己採点はすごく大事。時間が経つと自分がどう答えたのか忘れちゃうからね…。

田中さんの病状は、相当悪化していた。モネが訪ねて来ていなかったら危なかったな…。
しかし自宅で療養したい田中さんに対し、菅波先生は訪問診療を否定。なぜそこまで強く拒絶するんだろうか。入院するのが正義で、訪問診療は不快とまで言い切るなんて…。

朝ドラ受けも、さすがに今日は空気が重かった。さすがの博多華丸・大吉の2人でも、うまく受けられなかったとは…こんな日もあるんだなあ。モネの両親の馴れ初め話の続きも、気になるよねえ。

あと個人的には、気象予報士試験の実技試験を受ける場面で、問題用紙と一緒に綴じられている天気図や衛星画像の用紙のミシン目を、試験開始の合図と同時にみんな一斉にビリビリと切り離す場面が再現されていたのが、めっちゃテンション上がりました!これは「気象予報士試験あるあるネタ」なんですよ。モネもしっかり驚いていて、一度でも気象予報士試験を受けた人なら、共感できたはず。

かく言う自分も、事前にビリビリ音の情報を仕入れていなかったら、最初の試験で「一体何が起きてるんだ?」とビックリしていたでしょうね…。
それでも実際に部屋中に鳴り響くビリビリ音を初めて聞いたときは、一瞬ビクッとなりました。

ちなみに、実技試験の資料の切り離しも、色々とテクニックがあるみたいなんですが、自分は切り離すときの音が気になるので、オーソドックスに試験開始直後に全部切り離すやり方を採ってました。
ただ切り離す資料は毎回十数枚あってバラバラになりやすいから、大問ごとに切り離す人もいて、それはそれで賢いやり方だと思います。

ところで、ハッシュタグを見ると、「菅波先生の方が気象予報士試験に合格しそう…」というツイートを結構見かけました。自分も、学科2科目は確かに基準点に達しそうだと思うんですが、それでも実技試験はかなり厳しいと思いますよ。特に実技試験で山ほど出題される数十字の記述問題は、文系的な要素も問われるので…。

実技試験の内容と難しさも、きっと今後ドラマ内で再現されるはず。楽しみだ…!

第29回(6月24日放送)

百音は、田中にもう一度テーブルとイスを作らせてもらえないか頼んでいた。田中から別れた家族のことを聞き、どうにか力になれないかと悩む百音は菅波に相談するが、菅波ははねつけてしまう。自分へのいら立ちを百音にぶつけたことを後悔した菅波は、田中に積極治療を考えてみないか、と再度提案する。百音と菅波、それぞれの思いを受け止めた田中は、もう一度家具を注文することに。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_06.html

1回目の気象予報士試験の結果、どうだったかな…特に学科一般…。

「助からない患者を、助けられなかった」
…菅波先生もまた、苦しんでるんだよな…

菅波先生は田中さんに、積極治療の受診を提案。
生きたいと願う田中さんに、「迷うための時間」を与えるための治療を行いたいと説得する菅波先生、やるじゃないか…!

菅波先生は訪問診療に否定的だったのに、休日に田中さんの家に訪問したり、「東京にいると、ときおりこっち(登米)のことを思い出す」と語ったり、田中さんに柔らかくも力強い言葉で治療しましょうと説いたり…。
柔軟性の欠片もなかった菅波先生の、成長と心境の変化が垣間見れた良い回だった。

田中さんは、女癖が悪くて離婚していたことが判明。しかし自らの余命が短いことを悟る中で、「本当は離別した家族と会いたい、けどいまさら会えない」と葛藤。客観的に見れば身勝手極まりない願いではあるけれど、でも人間の本質が出たシーンだと思う。

そしてモネたちが作って田中さんに納品する机と椅子は、「田中さんが生きたいと願う意志」の象徴になっていた。果たして家族とともに座れるだろうか…。

モネが気象予報士になるまでの過程と、気象予報士になってからの活躍を楽しむために見始めた朝ドラなのに、まさか終末医療について考えさせられることになるなんて。
いやはや、ほんと要素多いな…!

第30回(6月25日放送)

医師・中村(平山祐介)の強い希望もあり、菅波は田中の在宅診療に携わることに。そして、田中が森林組合に注文したテーブルとイスも、無事納品される。田中は、別れた妻に完成したテーブルを見に来てもらえないかと連絡をしており、百音は田中とともに彼女が店に来てくれるか否か、かたずをのんで待つ。しかし、彼女は結局現れず、落胆する田中。そこへ現れたのは……。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_06.html

ここ数日がシリアスな展開だったので、耕治と亜哉子との馴れ初め話の件、すっかり忘れてた…!

なるほど、耕治は自分がコンプレックスだと思っていたことを肯定されたから、亜哉子にべた惚れするようになったとは。上品そうな亜哉子から発せられる「クソです!」の一言が強烈過ぎる!ギャップが激しい!

そしてその後2人はニコイチとまで言われるような仲にまで進展していたなんて!でもそんなニコイチの両親の話を聞くのは、娘としてはやっぱり複雑だよね…。

菅波先生の、不器用だけどモネを想う気持ちは、しっかり伝わってる。訪問診療も、今の先生ならできるのでは。

テーブルは完成し、あとは田中さんの奥さんが来るかどうか…だけど、やっぱり奥さんや子どもは来て座ってはくれなかった。そりゃそうだ。ずっと離れていて連絡も取っていなかったのに、今更突然メールしたところで来るわけはないよなあ。
だけど、そんな田中さんとモネの前に、まさかモネの両親が駆けつけてきて、そこに座ってくれるとは。テーブルも椅子も無駄にはならなかった!

ただモネの両親は、たまたまタイミング良く田中さんのジャズ喫茶に来たのだろうか。モネが呼び出したわけでもなさそうだし。
それとも、元嫁のアドレスを田中さんに教えた人が、裏で耕治たちにも連絡していた…とか。
ここはちょっと都合が良すぎる気がするけど…まあいいか。

そして、モネと菅波先生の写真も、カウンターに飾ってあった!
いつの間に…と思ったら、今週はじめにモネの職場で写真撮っていたんだった。
週の初めの何気ないワンシーンが、週の最後に伏線として回収されて重要な意味を持つ…この流れがすごく上手い!

来週は、1回目の気象予報士試験の結果が判明するのかな?
個人的には、学科一般だけは合格していて、次回と次々回は免除になっていて欲しいけど、モネは試験後に未だにエルニーニョの仕組みを勉強しているということは、学科一般も正直厳しいだろうな…。

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プロフィール

気象予報士。ほぼ独学で第55回気象予報士試験に合格。新潟県上越市出身。川崎フロンターレのサポーターで、全国各地へのサッカー観戦やご当地グルメの食べ歩き、温泉めぐりが趣味(現在自粛中)。好きな季節は春、好きな雲は積雲。SEから気象に関する仕事への転職に向けて準備中。

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