第5週「勉強はじめました」
6月14日(月)~6月18日(金)放送分
第21回(6月14日放送)
お盆休みを終え、気仙沼から登米へと戻る百音(清原果耶)は、亮(永瀬 廉)に遭遇する。亮と父・新次(浅野忠信)との関係を心配する百音だったが、亮は笑って百音を見送る。そして百音が乗り込んだBRT(バス高速輸送システム)には、なんと菅波(坂口健太郎)が乗っていた。相変わらず無愛想な菅波に気まずくなる百音だったが、気象予報士の資格に興味を持っていることを話す。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_05.html
ようやくモネが気象予報士を目指してくれる…。今週は気象要素多めでお願い!
モネは登米に戻る途中でりょーちんと遭遇。りょーちんと新次のことを心配するモネに対して、笑顔で見送るりょーちん。その強がりが、痛々しくて切ない…。
船を降りて、登米まではBRTで移動するのね。そして菅波先生と鉢合わせ!
…ただ、モネと菅波先生は相変わらずギクシャクしていて、やり取りの噛み合わなさっぷりがなんとも微笑ましい!
モネの恋愛事情も、いよいよ進展しはじめるのかな…?個人的には菅波先生との仲がどうなるのかが楽しみ。でも果たして、ここから仲が進展していくんだろうか…。
菅波先生に、天気の素朴な疑問をつぶやくモネ。
「なぜ雲はできるんだろう」
「なぜ風は吹くんだろう」
…そう、気象の世界の勉強はそこから始まるんだよ!…と書こうとしたら、菅波先生にも同じことを言われてしまった。この2つの疑問は基本的なことだけど大事なところ、そして一筋縄ではいかないところ…。
雲にも風にも色々な種類があって、起こる理由もまた様々。きちんと理解するには、色々な知識が必要。大変だと思うけど、がんばれモネ…。
第22回(6月15日放送)
登米に着いた百音と菅波を、菅波の先輩医師・中村(平山祐介)が待ち構えていた。どうやら菅波は豪快な性格の中村が苦手なようだった。百音が実家のカキをおみやげとしてふるまうと、登米のみんなからおいしいと喜ばれ、百音はうれしく思う。そんな中、広葉樹がなかなか売れない現状をサヤカ(夏木マリ)や川久保(でんでん)から聞かされた百音は、広葉樹を使った新商品開発を担当することに。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_05.html
登米に戻ってきたモネの前に、菅波先生の上司、中村先生登場!しかしまた暑苦しくてクセの強そうな濃いキャラだな…。菅波先生とは対照的なキャラクターで、菅波先生が苦手にしているのも良く分かる。
菅波先生は、中村先生とは単に性格が合わないとか実力の差を見せつけられるというだけではなく、医療に対する考え方も違っている模様。
今はまだ対立の火がくすぶっているだけだけど、近いうちに大爆発を起こしそう…。
普段は登米の森林組合のみんなからおもてなしされまくっているモネも、今回は家で獲れた牡蠣をみんなに振る舞う。この関係性って良いよねえ。
…そして、モネが持ってきたこの牡蠣は、震災後初めての出荷になるのか!美味しいと言ってもらえて、なおさら嬉しいよなあ…。
帰ってきたモネに早速仕事!広葉樹を使った商品開発を任されることに。頑張れ…!
先週は漁業の現状、今週は林業の現状を突きつけてきたな…。でもその中で苦労しながら頑張っている人たちを丁寧に描いているから、登場人物みんなに愛着が持ててくる。モネの初めての商品開発、その結果や如何に…。
第23回(6月16日放送)
小学校で新商品のヒントを得た百音は広葉樹で学童机を作ってはどうか、と森林組合の仲間たちに提案する。川久保や翔洋(浜野謙太)もその提案に乗り、ベテランの伐採作業員・熊谷(山本 亨)らの協力も得て、まずはサンプルをつくることに。一方、百音は気象の勉強では相変わらず行き詰っていた。子ども向けの絵本などにも目を通すが、なかなか難しい。そのようすを見かねた菅波は…。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_05.html
以前モネが引率した小学生たちが通う学校に行って、モネは広葉樹で学童机を作って学校に納品することを考案。課長たちにも受け入れられて、学童机プロジェクトがスタート!
「山の雲は下からくる」
…これは日中の「山谷風」によるもの。先日の海陸風と同じ局地風の一種で、原理も同じ。昼間は山の斜面が温められて空気が上昇するから、斜面の下から上に向かって風が吹くので、下から雲が湧いてできるように見えるし、夜は逆に、斜面の上から風が吹き下りる形になるので雲はできにくくなるのです。
ちなみに山谷風も、上空に強い風が吹いていないことが条件。春と秋は偏西風が強いので、まさに夏に見られやすい気象現象なのです。
今日出てきた飽和水蒸気量のグラフは、今後さまざまな気象現象を取り扱う上で本当に大事!気温が上がるほど空気が含むことのできる水蒸気の量も多くなるし、逆に多くの水蒸気を含む空気が冷えて飽和すると、空気中に含められなくなった水蒸気の一部が水に変わって雲や雨のもととなるのです。
冷たい飲み物を入れたコップの外側に露ができるのも、海に囲まれた日本の夏はムシムシしてジメッとして冬の太平洋側はカラッと乾燥しているのも、あの飽和水蒸気量のグラフで説明がつくんですよ。
それにしても、菅波先生、教え方上手いじゃないの~!
菅波先生は「次回」と言ったな…。ということは、このお天気講座は、今回だけじゃなくて今後も定期的に開催されるのね。ほほう~。
第24回(6月17日放送)
菅波に気象の勉強を教えてもらうようになった百音だが、基本的なところで引っかかったり、別のところに思考が飛んで行ってしまったり、教える菅波も大変…。一方、学童机のサンプルが完成するが、木材の乾燥期間を考えると教育委員会が設定する納期にとても間に合わないことが判明し、落ち込む森林組合一同。翌朝、百音は気象について勉強した内容を復習しながら、あることを思いつく。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_05.html
学童机プロジェクトは、納期の短さという問題に直面。乾燥期間の長さを考えると、このままでは到底間に合わない。さてどうする…?
菅波先生は、モネの誕生日になんと中学の理科の教科書をプレゼント。でも気象学の基礎から理解しなくてはいけない今のモネにとっては、レベル的にちょうど良いはず!モネの今の実力をしっかり把握してテキストを贈ってる菅波先生、やるじゃん…!
それと自分も含めて、普段プレゼントを贈らない人が、いざ誰かに何かを贈るとなると、何らかの口実が必要になるのは良く分かる。菅波先生の場合は、その口実がモネの誕生日だった、と。
菅波先生、ようやく少しデレてきたな…!
第25回(6月18日放送)
百音は、学童机づくりが納期に間に合わない最大の要因が木材の乾燥期間にあることに着目し、使われていないビニールハウスを使って乾燥を早めることを提案する。しかし、加工のスピードも上げなければならず、やはり無理かと一同があきらめかけたところへ、川久保が、画期的な一手を打つ。さまざまな人の助けを借りて、百音の初仕事である学童机づくりは実現へと近づいてゆくが、果たして…。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_05.html
モネは、木材の乾燥期間を短縮するために、ビニールハウスを使うことを提案。確かにビニールハウスの中は、熱がこもって気温が高くなり、飽和水蒸気量も大きくなるから、湿度さえコントロールできれば乾燥にはうってつけ!モネは早速、覚えた気象の知識を実際の仕事に活かしていて凄いな…!
「素人がバカな振りして突っ込んでいくから、ブレイクスルーが起こるんだ」
この言葉、カッコいい…!考えるよりまず行動、この姿勢は見習いたい!
菅波先生、少しずつくだけてきたな…!
そしてモネと菅波先生は2人でくっついてひとつのソファーに座って、お互いの熱が直接伝わる「熱伝導」状態に。まさか熱の伝導で2人の仲が急接近するとは…もっと熱伝導しちゃえ!!
モネの勉強の方は、初歩の初歩のところで「なんで?どうして?」と疑問に思ってしまい、なかなか進展せず。
自分は新しいものを学ぶときは、理屈が良く分からなくても一旦「そういうものなんだ」と、深く考えすぎずに頭の中に入れておいて、後で「そう言えば、どうしてなんだっけ?」と色々と考えるようにしています。そうしないと前に進まないしね。
でも何でも疑問に思うモネの性格も大事。
自分は逆に、モネのように「なんで?どうして?」と疑問に思う姿勢が足りなかったから、研究職にはトコトン向いていなかった。モネもみーちゃんも、長浦家の2人は研究に向いていて、そこがちょっと羨ましい。
あっという間に5週目が終わってしまった…。今週でモネは「学科一般の範囲なら大分理解できた!」というくらいまで進むのかなと思ったけど、この調子だと気象予報士への道のりはまだまだ遠そうだ…。
この試験が本当に難しいのは、一通りの知識を得てから、なのですよ…。
そして、あのジャズ喫茶のマスターは、ステージ4の肺がんであることが判明。末期じゃないか…。来週に向けて、またひとつ波乱の種を撒いてきたな…。