第9週「雨のち旅立ち」
7月12日(月)~7月16日(金)放送分
第41回(7月12日放送)
百音(清原果耶)は3度目の気象予報士試験を受ける。今度は以前の2回より手ごたえを感じていたが、気象情報会社に興味を持っていることは、サヤカ(夏木マリ)には話していなかった。そんな中、樹齢300年のヒバの木の伐採が近づいていたが、森林組合では伐採後の木材の保管場所について苦心していた。木材は長期間の乾燥を必要とするが、何十年も先まで使える場所がなかなか見つからないのだ。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html
今週はいよいよ気象予報士になれるんだろうか…。
今週は気象要素多めの内容になりますように!
もう3度目の気象予報士試験が終わったのか。随分さらっと終わらせたな…。
次の能の定例会は4月、しかし気象予報士試験の合格発表は3月。いよいよ、モネが進路を決めるときが迫ってきたのを感じる。
伐採したヒバの木は、乾燥だけで50年も掛かるなんて!
そんな気の遠くなるような長い期間、木材を置くための場所も業者も、なかなか無いよなあ…。
菅波先生も、いよいよ登米から離れる時期が近付いてきた…!
先生は完全にフォーリンラブ?
そして気象予報士試験の合否通知が到着。
モネは3回目の挑戦にして、ついに気象予報士試験に合格!
モネの気持ち、めっちゃ良く分かる…!自分も受かったときは信じられなかったもの。
サヤカさんは、モネがもうすぐ旅立っていくことを察したんだろうな…。
試験に合格して東京に行くことになれば、モネは能の囃子にも参加できなくなる。それを見越してサヤカさんは、わざとモネが音楽学校に落ちたことをみんなに言ったんだろう。
一人しずかに能を舞うサヤカの心境を察すると、切ない…。
モネは、ほとんど勉強していなかった前回の試験から、わずか4ヶ月で気象予報士試験に合格できるだけの力をつけるとは。しかも学科一般・学科専門・実技の試験を全部同じ回で合格するなんて!それも凄い!
菅波先生と勉強した基礎の上に、通信講座での指導が加わって、一気に力がついたんだろうな…。
ただ気象予報士試験に関して言えば、実技試験の内容や難しさについて、もっとドラマ内で触れて欲しかった。
・天気図や衛星画像を見て現在の状況を把握したり、
・低気圧の位置を測定したり速度を計算して24時間後の状態を予測したり、
・前線や等圧線を解析して作図したり、
・警報や注意報の有無や範囲を判断したり…
実技試験は、学科試験よりも一般受けしそうな部分も多いだけに、内容をもう少し掘り下げて取り上げてくれれば、合格率5%前後という高難易度の理由も、視聴者により伝わると思うんだけどな…。少しずつ知識をつけていくモネの姿を見てみたかった。あまりにも成長が急過ぎるので、モネが気象予報士という実感を抱きにくいのですよ。
…それでも、気象予報士として活躍するモネの姿が今後多く見れると考えれば、仕方ないのかな…。
第42回(7月13日放送)
ついに気象予報士試験に合格した百音は、喜び勇んでサヤカに報告しようとするが、いざサヤカを目の前にして、なぜか合格を告げられなくなってしまう。さらに、サヤカについてあることが分かり、ますます言い出せなくなってしまう百音。しかし、サヤカは菅波(坂口健太郎)に探りを入れるなどして、百音が合格したことを察していた。そして迎えたヒバ伐採の日……。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html
モネは、気象予報士試験の合格を、あんなにサヤカさんに伝えたかったのに、いざ顔を見てしまうと、打ち明けられなくなってしまう。登米から、そしてサヤカさんの下から離れてしまうことが、頭を過ぎってしまったんだろうな…。
モネの部屋のコルクボードに飾られた写真も、この2年で随分たくさん増えたなあ。
ヒバの伐採を一週間後に控え、モネは当日の天気を予想する。
…でもいくらなんでも、一週間後のごく狭い地域の天気なんて、なかなか分からないよ。ましてや偏西風が吹いて天気が変わりやすい春先であることに加えて、起伏のある山の中での天気なんて!
ドラマの話なのに、つい突っ込んでしまった。
サヤカさんのために試験に落ちたとウソをつくモネ。でもその嘘は、サヤカさんには全部見破られてる。
自分の将来の仕事と登米の林業の現実との狭間で悩むモネ。
気象予報士試験の合格発表とヒバの伐採の日程が被った段階で、こうなることはある程度は予想はしてた。けど、乾燥に50年以上の年月が必要なヒバの保管先が見つからないのと、サヤカさんの今後を考えると、胸が痛むよなあ…。
樹齢300年のヒバの伐採の当日、サヤカさんはモネにのこぎりの片方の端を持つように勧め、2人で一緒に切ることに…!ドラマとは言え、事前に打ち合わせしなくて大丈夫なんだろうか…と思ってしまった。実際は、のこぎりで切る前の印をつける作業だったのね。
サヤカさんは、モネが進路についてウソをついていることを見通した上で、モネにヒバの伐採を手伝わせたんだろう。
その真意は明日判明するんだろう。けど、モネはすんなりと東京行きに気持ちを切り替えられるだろうか。
第43回(7月14日放送)
登米の人々に見守られ、ついに樹齢300年のヒバの木が伐採される。そして、未定だった木の保管場所についても、百音があることを思いつく。サヤカは、そんな百音の仕事ぶりをほめるとともに、自分に気を使わず、夢があるのならそちらへ進んでほしいと伝えるのだった。二人の様子を見ていた菅波も、百音を後押しするが、百音は自分がサヤカに合格を伝えられなかった理由を菅波に語りだす。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html
いよいよ、ヒバの木が切り倒されるときが来た。轟音を立てて切り落とされるヒバは、ドローンで真上から撮影すると、改めてスケールの大きさに驚かされる!失敗の許されない一発勝負の撮影、よく成功させたな…。圧巻!
モネは、木材の保管場所を調べる上で、土砂災害の起こりやすさを検証するためにハザードマップを活用!昔の木蔵(きっつ)や神社の立地と照らし合わせて、これらの土地が歴史的に土砂災害に強いことを突き止める。森林組合の職員としても、この2年間で立派になったじゃないか…!
そしてハザードマップ作成の元となる土壌雨量指数は、気象予報士試験でも問われる項目。気象の知識を林業に上手く適用したな…。まさにこの2年間の集大成と言えるような仕事っぷりだった。
昨日自分が思っていた通り、サヤカさんにはモネの嘘は全部お見通しだった。そしてその嘘が、サヤカさんのためについているということも。
でも、モネがサヤカさんに本当のことを言わなかったのは、単にサヤカさんの身を案じていただけではなかった。
「自分が夢を追っている間に、また周りが不幸になるのでは」
モネ自身が過去の震災で負った「心のトゲ」も引っかかっていたのか。その恐怖心は、なかなか拭えないよなあ。
モネの過去の心のトゲを知った菅波先生が、モネに手を掛けたくなる気持ちはすごく良く分かる。
でも、モネが求めているのは安易な同情ではない。
それもまた理解しているからこそ、菅波先生も我慢した。
そこがまた、グッと来るんだよ…!
モネがサヤカさんと、試験合格を素直に喜び合える日が来ますように。
第44回(7月15日放送)
百音はようやくサヤカに、気象予報士試験に合格したことを伝える。さらに、森林組合の面々にも、組合を辞めて東京で気象にまつわる仕事を目指すことを打ち明ける。残念がる一同だったが、百音の決意を応援するのだった。菅波も百音に影響を受け、迷っていた進路を固める。そして百音には、登米を旅立つ前に、一つやらなければならないことが残されていた。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html
モネは、ようやくサヤカさんに自分の言葉で、気象予報士試験に合格したことを伝えることができた。
ここで「仁を過ぎれば弱くなる」の伊達家家訓が生きてくるのか!サヤカさん…!
モネは今まで、森林組合の他の職員のみんなには、東京に行って気象予報士になりたいことを隠していたのか。森林組合の建物の中であんなに勉強していただけに、てっきりみんなにも知られているのだとばかり思ってた。
石ノ森章太郎先生の言葉の使い方が上手い…!
てっきり菅波先生も東京だけの生活に戻るのかと思ったけど、4月以降も登米との生活を続けるのか。
「まず行動できるように」か…。
以前の菅波先生だったらまず間違いなく東京に戻っていたはず。菅波先生も変わったな…!
モネが菅波先生に打ち明けたことを、気仙沼の家族や仲間にも、きちんと伝えないとね。
しかし実家に帰ったモネは、酒の力を借りて、家族に心の内を明かそうとしてしまう。果たして明日はどうなるのやら。
…でも、確かに家族には言い辛いのは分かる。地元から離れるという選択をしたのなら、なおさらのこと。
第45回(7月16日放送)
百音は気仙沼の実家を訪れていた。家族と楽しく食卓を囲む娘の様子に、耕治(内野聖陽)はどこか違和感を覚える。やがて、飲みすぎてうたた寝してしまった百音を、亜哉子(鈴木京香)や未知(蒔田彩珠)も何かあったのではないかと心配する。すると百音は意を決し、なぜ自分が島を離れたいと思ったのかを語り始める。その後、再び登米に戻った百音は、サヤカをはじめお世話になった人々に、別れを告げる。
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html
案の定、モネは酔い潰れて寝てしまう!この日は言えなかったか…。
でも翌日になって、モネは酒の力を借りなくても、しっかりと過去の自分と向き合って、自分の言葉で島から出ていく理由を語ることができた。
震災で負った傷からの回復と親からの巣立ち…これまでの長い長い物語は、今日のための伏線だった!
毎日見続けていて良かった…これが朝ドラの醍醐味か!
登米・気仙沼編のラストシーンが、モネが予告した10分後の空を、サヤカさんが見上げる場面で終わるというのも良かった。
これもまた、モネが日々空を見続けてきたからこそ。2年前に朝岡さんが行った「彩雲の出現予測」を、今モネが同じようにできているのも感慨深い。
…もっとも、彩雲の見え方までは、気象予報士試験じゃやらないんだけどね。
さて、いよいよ来週から、気象予報士となったモネの物語が始まる!
来週からの東京編では、気象要素が増えると良いな…!
モネが気象予報士としての一歩を踏み出した一方で、自分は気象予報士として活躍したいと思いながらも、行動を起こせていない現状がもどかしい。自分もできることから、始めないとな…。
メインアカウントのお天気ツイートでは、
「雨が降る前に洗濯物を取り込めた」
「傘を持ってきていて助かった」
「ツイートの通りの天気になりましたね」
と言われるようになったけど、予想が当たること以上に、フォロワーさんの役に立てたことが嬉しかった。
もっともっと、多くの人の役に立ちたい。